【FUNデリバリー~食卓に笑顔を届けます✨~】C.C.C.THEATER 原田亮さん・望月信史さん~第2話~
茅ヶ崎で活動するプロフェッショナルな方々のストーリーを紹介するこのコーナー。
湘南まくのうちコミュニケーションでは、C.C.C.THEATER の原田 亮(はらだりょう)さん(代表)と望月信史(もちづきのぶふみ)さん(制作)に、2019年8月、取材を行いました。
そしていま、「この時期に、子ども達のために何ができるか?」5月のゴールデン・ウィークには連日のオンラインイベントを開催し、21日からはRestaurant&Bar Mashuさんとのコラボ企画「FUNデリバリー」をスタート。「食卓に笑顔を届けたい」そんな活動の根底にあるのは、原田さん・望月さんを始めとするC.C.C.THEATERさんの変わらぬ想い。
取材から一年越しの公開となります。全3回シリーズの第2回目です。どうぞご覧ください。
子どもの笑顔が世界をかえる
子どものための劇団である、C.C.C.THEATER(シー・シー・シー・シアター)ですが、そのスタートには、代表の原田さんの想いがありました。
大学入学後から本格的に演劇を学び始めた原田さん。1年生の時、やるなら本格的に演劇と英語を学ぼうと、アメリカ・イギリスに渡ります。その頃知ったのが、ノンバーバル(無言語)のお芝居
「台詞があると言葉に縛られます。自分の英語力では、イギリス人に渡り合えない。ですが、言葉に頼らない表現であれば、人種の壁を超えることができる。言葉ではなくても伝えられるものがあります。」原田さんがその後、C.C.C.THEATERに持ち帰った手法、ノンバーバル、劇団の中でも「ノンバーバルで芝居をしたい」と言う子も居るのだとか。
「自分は、子どものための芝居をすることで救われた」と原田さんは言います。
アメリカから帰国した時、誰の為に作品を作るか、誰の為に演じるか、を考えた時、観客の顔が見えなかった原田さん。
「大人をイメージすると、誰のため?のイメージをずっと持てずにいました。ですが、子どもだったらイメージできました。具体的に、『あの子』と思い浮かべることができました。顔が見えるようになったのです。相手が子どもだったら、こうやったら笑うかな、どう喜ぶかな、とイメージすることが出来ました。」
「僕は人前に立つのが好きで演じているというよりも、子どもや大人の反応が好きで演劇をやっています。大人と子どもで言えば、優先順位は子どもの方が上です。どんなに満員の電車の中でも、赤ちゃんがアハハと笑えば、周りの大人も笑います。子どもを見て大人も笑います。子どもの笑顔が世の中を変えると思っています。」
自らの原動力の源も、「子どもが目の前に居るから」
演じること、子どもと一緒に作品を創り上げること、どちらの場面でも、原田さんの目の前には子どもがいる。子どもの笑顔をみたいという純粋な想いと、上下の関係ではなく、フラットで対等な目線で子どもと向き合う姿があるのだと感じます。
「茅ヶ崎で子育てをしたい」という人が増えたら
一方で、制作部門を担当する望月さんの本業は機械工業。平行してC.C.C.THEATERの制作部門を担当しています。
「茅ヶ崎の価値や茅ヶ崎のブランディングを考えたとき、C.C.C.THEATERが何かできるのでは?と真剣に考えているのです。」
「自分は演劇をやったことはありませんし、興味もありません。ですが、幼馴染の原田亮の芝居を初めて観た時に、感じるものがありました。原田亮の考え方や生き方に価値を感じました。『C.C.C.THEATERをやろう!』と持ち掛けたのも、実は自分です。」
「僕らの活動も3年目に入りました。大人や子どもから支持をしてもらえている実感があります。それは、ゼロをイチにする力や自分で自分を楽しむ力という、僕らが大切に思っていること、演劇を通して育てたいと思っていることが受け容れられてきた証だと思っています。例えば、茅ヶ崎で子育てをしたいと思う人が、C.C.C.THEATERの活動を通じて増えたり、C.C.C.THEATERの活動を通じて茅ヶ崎に行ってみようと思う人が増えたり。茅ヶ崎の新しい価値創りに、僕らも貢献できることがあると思っているのです。」 ミクロな視点とマクロな視点を自在に行き来する、C.C.C.THEATERのお二人の姿がそこにあります。