【まくのうちコミュニケーション@茅ヶ崎鉄砲道】vol.3 高久秀明さん(CHELSEA HAIR)の場合

「私は、地位やその組織ゆえに、日常業務において、組織全体の活動や業績に対して、重要な影響をもつ意思決定を行う経営管理者や専門家などの知識労働者をエグゼクティブと名づけた」(「経営者の条件」)

茅ヶ崎市内で事業を行う社長や店長、店主や先生、リーダー、所長など

様々な業界の「茅ヶ崎のエグゼクティブ」を紹介していきます。

今週は、高久秀明さん(CHELSEA hair) です

 湘南で美容室を開業する

高久秀明(たかく ひであき)さん。茅ヶ崎駅の南側鉄砲道沿いの美容室、「CHELSEA hair」を奥さまの聖子さんと経営されています。

高久さんの出身は群馬県。理容師のご両親のもと、男三兄弟の次男として育ちました。兄弟皆さん、現在は美容理容関係お仕事をされているそうです。

高久さんも聖子さんも出身は茅ヶ崎ではありません。そんな二人が茅ヶ崎に開業したのは4年前の2015年6月。

東京の同じサロンで働いていたお二人は独立を検討します。場所は当時、江の島に遊びに来ることもあった関係で、海が近いことや子育てをしたい雰囲気を気に入っていた神奈川の湘南をイメージしましたが、「神奈川での新規出店は厳しい、辞めた方が良い」とアドバイスをもらったのだそうです。美容室専門の内装も手掛ける美容室開業コンサルタントの「みかんぐみ」さんの親身なアドバイスによると、元からの勤め先の近くか、夫婦どちらかの地元を勧められたのだとか。それでも諦めきれず一年程経った後、たまたま現在の物件を「みかんぐみ」さんに勧められて開業にいたったそうです。

「開業してから2年程は、本当に大変でした」と高久さんは言います。

地縁や繋がりも無い中で、どうしたらお客さんに来ていただけるか、ポスティングに明け暮れる毎日だったそうです。まずは自分達のお店を知ってもらうこと。

「当時は売り上げがなければ毎日は支払いしか無くて、奥さんに『これからどうするの!?』 と詰め寄られることもありました。」と高久さんは言います。

そんな時どうしたのかというと、

「『ちょっと考えさせて』と言って腕組みをしながら考えているうちに、そのまま眠ってしまい、「寝てるじゃないの!!!」と更に詰め寄られることもありましたね(笑)」

昔を懐かしんで笑う高久さんです。

「考えても仕方ないものはしょうがない。」明るい性格の高久さん、当時の様子が目に浮かぶようです。

地域の美容室との繋がり

そうは行っても、折角二人でオープンさせたお店を続けて行きたい。そんな想いは誰よりも強かった高久さんご夫婦を救ったのは、地域の人たちとの関わりや繋がりだったと言います。

ある日、予約が膨らんで、ロット(パーマ用の道具)が足りなくなってしまった日のこと。何人ものパーマのお客さんに対応できるだけのロットがお店にはまだ揃っておらず、ご近所の美容室さんにロットを借りに行かれたそうです。貸してくれたのは、同じ鉄砲道沿いの美容室「STOMP」さんでした。「その時は、快く貸してくださり、その後、それをご縁に訪問カットにお誘いいただき、ご一緒させていただくようになりました。」訪問先まで一緒に車で移動をし、ヘアーカットを手伝う。その時間や経験が高久さんの「人を頼る」「人との繋がりを大事にする」考え方の土台となりました。今でもセミナーに参加させてもらうなどして関係が続いているそうです。

他にも茅ヶ崎の美容師さんと一緒にヘアーショーにも出場させていただき「ポスティングするチラシのことや、道路に置く看板の位置など、本当に親身に相談にものっていただき、アドバイスもいただきました」

同じ業界のこれだけ近い距離の店舗でありながら、とてもステキなご関係だと感じます。

別の時には、再びロットが足りなくなってしまったこともあり、その時は別の床屋さんに借りに行かれたそうです。その床屋さんとも、それをキッカケに、訪問カットに同行させていただくようになったのだとか。「人生を変えるのは人との出会い」と言われたりもしますが、高久さんのこれまでのストーリーは、高久さんを応援してくれる周りの方々無くては語ることができないと感じます。それは何よりも、高久さんの人柄を表していると感じました。

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こうして、茅ヶ崎での繋がりを大切に営業を行い、4周年を迎えたCHELSEA hairさん。

明日からも、高久さんの繋がりを感じさせるお話しを伺っていきます。

明日は先ずは、高久さんおススメのランチをご紹介します。

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