発見!茅ヶ崎のプロフェッショナル~整体・美容調整サロンNicomfy(ニコンフィ)猪俣礼仁さん・猪俣由佳さん~
湘南地域の中でも個人店がとても多いまち、茅ヶ崎。茅ヶ崎のお店屋さんは、こだわりをもった人が多い。そんなこだわり店主のみなさんは、一体どういう人たちなのか、こだわり店主の想いやストーリーを知ると、受け取っていた商品サービスが、より一層美味しく感じられ、より一層満足できるかもしれません。
茅ヶ崎駅南口の整体・美容調整サロンNicomfy(ニコンフィ)~
茅ヶ崎駅南口で整体・美容調整サロンNicomfy(ニコンフィ)を営む、猪俣礼仁(いのまたあやひと)さん、猪俣由佳(いのまたゆか)さんご夫婦で整体サロンを茅ヶ崎で開業し5年目に入りました。
きっぱりと快活な雰囲気の礼仁さんは整体歴20年目、穏やかで優しそうな雰囲気の由佳さんは整体歴17年目になるとのこと。お二人の絶妙なハーモニーが魅力に感じられるNicomfyですが
お二人が整体の業界に入られたキッカケ、そしてご夫婦でサロンを開設されて現在に至るまでの経緯も、お二人それぞれのテーマがあるようです。
SEからの転職理由の一つは「人として成長したい」から
院長の礼仁さんが整体の施術者になる前の前職は、IT業界。大学で電気工学を専攻した後、就職、SEとして活躍されていたそうです。
「自分には社会人になるとき、苦手なことを一つひとつ克服して成長して行くんだ、という目標がありました。時代はITの重要性が叫ばれ始めていた頃でした。これからはパソコンが出来なければダメというような時代だったので、やるなら徹底的にやろうと思い、SEになりました。」
一方で、子どもの頃から頭痛や肩凝り、首の痛みなどを経験し、自分の体や健康について興味を持っていた礼仁さん、SEとしてパソコンに向き合い体を酷使、整体院に通うようにもなります。そして、転機が訪れ、整体の施術者になることに。
「SEの自分は人とコミュニケーションをとることが苦手でした。当時は今のように人とお話しをすることも苦手に感じていました。体に興味があったのも事実ですが、一人の社会人として、大人として、仕事を通じて成長し、コミュニケーション能力を高めたいと考えていたのも事実です。体の辛さの原因は、その人がどのような仕事をしているか、どんな生活をしているかなど、その人それぞれに異なります。辛さの原因をお話しで引き出し、適切な施術や知識のアドバイスをできることが必要になります。患者さんとのコミュニケーションが必ず必要になります。コミュニケーション能力という自分の中での課題を、仕事を通じて解決していきたいと思い、整体の技術者になりました。」
身体が楽になった感動を今度は自分が与えたい
一方の由佳さんも、前職は、食品会社の会社員だったそうです。
「栄養系の短大を卒業後、食品関係の会社に勤めたのですが、残業が当たり前、お休み返上で働くような環境でした。身体も心も疲れ果ててしまっていたころ、友人の勧めで足裏マッサージを初めて受けたのですが、身体がすごく楽になって感動したのです。こんなに良いものがあるのか、と知り、興味を持ち、整体や足裏マッサージにあちこち通ってみるようになりました。」
お客さんとして整体に通うにつれ、ご自身の体や健康に興味を持ち始めた由佳さん。
「そのうち、技術を身につけるためのスクールがあることを知り、吸い込まれるように通い始めました。食品会社の仕事は辛く、辞めたいと思いながら通っていましたが、スクールで学ぶにつれて、整体を仕事としたいと思うようになり、卒業後、系列の治療院に就職しました。疲れていた自分自身が整体で癒され体が楽になった感動を、今度は人に与えられたらいいな、と思うようになり、現在に至ります。」
礼仁さん、由佳さん、お二人とも、ご自身が整体に患者として通ううちに、施術を施す側にシフト、
身体や健康に興味があり大切にされてきたお二人には自然な流れだったのかもしれません。
患者さんの一生の健康に付き合いたい
そんな中、どのような経緯で茅ヶ崎にNicomfyが誕生したのか。
礼仁さんは最初に勤めた大手チェーン店で湘南地区のエリアマネージャーを任されるようになります。一方で、出店拡大を進める大手チェーンならではの悩みも感じるようになります。
「チェーン店は、お店の数を増やし拡大して行く方針でした。すると、新店舗オープンのタイミングで施術者には勤務地の異動が発生するのです。異動があると、せっかくお身体を診させていただいていた患者さんと離れなければなりません。それが患者さんにとって良いことなのか疑問を感じるようになりました。」
チェーン店の仲間数名と共に独立した新規グループでも、時間が経つにつれて、新店舗出店に伴う異動の問題がおこりました。
「自分は、患者さんと一生の付き合いをしたいと思って診させてもらっていました。これは自分の中で大切な価値観です。それがここでも果たせなくなり、独立しようと思うようになりました。」
SEから整体師への転機も、自身が社会人として成長したいというテーマにも影響していた礼仁さん。独立するに当たっても、同じような視点で人生の中での仕事を捉えていたそうです。「独立は、自分の判断や意思決定で暮らしていきたい、という自分のステップアップにも必要だと捉えていました。人として成長していくことは、自分の弱さを克服していくことだと思います。コンプレックスを無くしていき、自信をつけていくことだと感じます。
こうして、茅ヶ崎に2015年、整体・美容調整サロンNicomfyが誕生しました。
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全3回シリーズでNicomfyの院長 猪俣礼仁さん、副院長 猪俣由佳さんのストーリーを紹介します。2回目の次回は、整体師としての礼仁さん・由佳さんの想いを紹介していきます。