【まくのうちコミュニケーション@茅ヶ崎で起業しました】サイドストーリー~森永信道さん(エアカジ湘南)の場合~

「会社員の時から、お客さんとお客さんを繋げることも、よくありました。」と森永さんは言います。様々な業種の営業先をまわり、店主さんや店員さんと関わりを持っていた森永さん。茅ヶ崎ほどの大きさの町では、人との繋がりの広さや深さが大切になります。「掃除用品の定期交換にやってくる営業マン」、としてではなく、「地域の情報を持ち、様々な分野のプロフェッショナルを知っており、自分が困ったときになにか力になってくれる人」として憶えられるようになってきた森永さんには、創業から3年経った今、夏場は一か月に100台ほどのエアコンをクリーニングするほどの紹介や口コミが広がっています。

お客さんや周りの人が自分も関わることで笑顔になり、満足できたらいいと思っています。」お客様の何かのタイミングでは、他のお客様のお店で販売されているお菓子を手土産に持参したり。森永さんから「これは、自分もお世話になっている〇〇さんのところのもので、、、、」と言うように何か物をいただいたりすると、「あら、悪いわねぇ」と感じつつも、不思議と、森永さんを通して、そのお店のことに興味を持つことがあるのだろうなと感じます。「この人は、茅ヶ崎のことをたくさん知っている」という信頼感が感じられると、森永さんを通して受け取るものは、一つのお菓子という意味以上に、それを作っているお店にも興味を抱くような感じがしました。

娘の家のエアコンクリーニングもお願いしたい」と頼まれることも大変多いのだそうです。

エアコンが夏場はフル稼働の海辺の町、茅ヶ崎ですが、自力での掃除はハードルが高いのは事実です。一方で、リビングであっても、ダイニングであっても、「家庭」の中に設置されているエアコンをお掃除してもらうことは、日常のプライベートの空間に家族以外の人が一定時間、立ち入ることを意味します。エアコン掃除は1台1時間ほどかかるそうです。

家庭用のエアコンクリーニングの行程がエアカジ湘南さんのホームページには、詳細な作業行程が紹介されています。これだけ見てもきめ細やかな工程ですが、その作業を実際に行うのは森永さん自身。その姿には、「この人にはお願いできる」「この人は信頼できる」という真摯さが映し出されるのだと思います。

「家族の家の分もお願いしたい」と頼めるのは、信頼関係の証だと思います。技術力だけでなく、作業中のやりとりや、関わり方など、すべてを総合的にみて「この人にお願いしたい」「森永さんにお願いしたい」と思われるからこそ、だと思います。

誰がやっても同じということでは決してありません。技術力はさることながら、そこには森永さんの人柄が映し出されます。

茅ヶ崎という、いくぶん田舎な、人と人が顔を合わせて関わりが持たれるまちのなかで、仕事に限らず人との繋がりを大切にしてこられた、生身の人を相手にされてきた森永さんだからこその仕事、エアコンのお掃除なのだと感じます。

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